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2026/08/23 家族大好き!岡社長の奮闘記

住宅ローン金利が上がる今、「いくら借りられるか」から家づくりを始めないでください。

住宅ローン金利が上がる今、「いくら借りられるか」から家づくりを始めないでください。

住宅ローンの金利が少しずつ動き始めています。

これから家を建てようとされている方にとって、

「今、家を建てても大丈夫なのだろうか」

「できるだけ借入を少なくした方がいいのだろうか」

そんな不安を感じるのは当然だと思います。

ただ、私たちは住宅ローンについて考えるとき、最初から「借入額をできるだけ少なくする」ことが正解だとは考えていません。



反対に、

「銀行がこれだけ貸してくれるから、ここまで使える」

という考え方も少し違うと思っています。



大切なのは、

「いくら借りられるのか」ではなく、「これからどんな人生を送りたいのか」から住宅予算を考えること。

金利が上がり始めた今だからこそ、この順番がとても大切になっています。



銀行が貸してくれる金額は、「住宅予算」ではありません

住宅ローンの借入可能額は、年収や年齢、勤務先、返済期間、ほかの借入など、さまざまな条件から決まります。

たとえば、銀行から6,000万円借りられるという結果が出たとします。

しかし、それは、

「6,000万円を家づくりに使っても、将来まで安心して暮らせます」

という意味ではありません。

住宅ローンの審査と、そのご家族の人生設計は別のものだからです。


子どもの教育。

車の買い替え。

旅行や趣味。

老後への備え。

そして、家を建てた後の維持管理。

同じ年収のご家庭でも、お金を使いたいところや大切にしたいことは違います。

だから本来、住宅予算は年収だけでは決められないはずです。



では 、借入額は少なければ少ないほどいいのでしょうか?

これも、私は少し違うと思っています。

たしかに、住宅ローンを減らせば毎月の返済は軽くなります。

しかし、そのために住宅性能や耐震性、耐久性など、長く暮らすために必要な部分まで削ってしまうのであれば、本当にそれが良い選択なのかは慎重に考える必要があります。


家は、数年使って買い替えるものではありません。

30年、40年、場合によってはもっと長く暮らしていくものです。

だから私たちは、

「住宅ローンを少なくすること」そのものを家づくりの目的にしてほしくない

と思っています。

必要なものには、きちんとお金をかける。

必要のないものには、できるだけお金をかけない。

この見極めの方が、ずっと大切です。



家の金額ではなく、「住むためのお金」で考えてみる


家づくりを考えるとき、多くの方が建物価格や住宅ローンの金額を見ます。

でも、本当に考えたいのは、その家に長く住み続けるために必要なお金です。

住宅ローンだけではありません。

光熱費。

固定資産税。

保険。

修繕やメンテナンス。

設備の交換。

こうした費用も、長い年月の中では積み重なっていきます。



反対に、断熱性能の高い家であれば、冷暖房に必要なエネルギーを抑えやすくなります。

耐久性やメンテナンス性まで考えて材料を選ぶことも、将来の負担を考えるうえでは大切です。



つまり、

建築時に安い家と、長く暮らしたときに負担の少ない家は、必ずしも同じではありません。

だからこそ私たちは、最初の建築費だけで家の「高い・安い」を判断するのではなく、長い時間軸で考える必要があると思っています。


「家を買わない」という選択にも、お金はかかります


もう一つ、住宅予算を考えるときに忘れられがちなことがあります。

それは、

家を建てなくても、住むためのお金は必要だということです。

たとえば、家賃8万円の賃貸住宅に住み続けたとします。

単純計算なら、

月8万円 × 12か月 × 40年 = 3,840万円。

60年間なら、5,760万円です。


もちろん実際には家賃が変わる可能性もありますし、持ち家にも税金や修繕費などが必要です。

ですから、単純に「賃貸より持ち家がお得」と言いたいわけではありません。


大切なのは、

「住宅ローンを組むか、組まないか」ではなく、「これからの人生で住まいにどれだけのお金を使うのか」

という視点を持つことです。


賃貸にもお金がかかる。

持ち家にもお金がかかる。

そのうえで、自分たちはどんな暮らしをしたいのかを考える。

住宅予算とは、本来そこから決めていくものではないでしょうか。


予算を抑えるなら、「価値」を削るのではなく「無駄」を削る


建築費も上がり、住宅ローン金利も以前とは状況が変わってきました。

だからこそ、これからの家づくりでは「何にお金を使うか」がより重要になります。

私たちが建築家と一緒に家づくりをしている理由の一つも、ここにあります。


必要以上に家を大きくしない。

何となく部屋を増やさない。

使わない廊下やスペースをできるだけつくらない。


その一方で、

断熱性能。

耐震性能。

耐久性。

光の入り方。

風の通り方。

家事動線。

居場所のつくり方。

毎日の心地よさにつながる部分には、きちんと向き合う。



私たちが目指しているのは、

「安い家」ではなく、「使うお金に理由のある家」です。

小さくても、性能が高く、心地よく、長く大切に暮らせる家。

これからの時代には、そんな家づくりがますます大切になってくると思います。



住宅予算は、人生の予算の一部です


住宅ローン金利が上がってくると、

「いくら借りればいいのか」

「固定か変動か」

「頭金はいくら入れるのか」

といったことが気になります。

もちろん、それらも大切です。

でも、その前に考えてほしいことがあります。


家を建てた後、どんな暮らしをしたいのか。


家族との時間も楽しみたい。

子どもの教育にもお金を使いたい。

旅行にも行きたい。

将来への備えもしておきたい。

そして、毎日帰ってくる家は、安心できて、冬暖かく、夏涼しく、長く心地よく暮らせる場所にしたい。

その全部を考えて、住宅予算を決める。


だから住宅予算は、

「銀行が決めるもの」ではなく、「自分たちの人生から決めるもの」

だと私たちは考えています。


そして、その予算の中で何を残し、何を削るのか。

そこに住宅会社や設計者の本当の役割があるのではないでしょうか。


住宅ローン金利が上がる今だからこそ、

「いくら借りられるのか」から家づくりを始めないでください。

まずは、

「自分たちは、家を建てた後にどんな暮らしを続けたいのか」

そこから考えてみてください。


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